今年もミームデザイン学校の講師を担当させてもらっています。場所は表参道の青山ブックセンターの奥の部屋です。
僕とアートディレクター/ウェブデザイナーの田中良治さん(セミトランスペアレントデザイン)の二人で、3回のプログラムを担当しています。先週は僕が担当して、今日は田中さんが「インターネット体験を考慮したリフレーミング」を担当してくれました。
田中さんは、Rafael Rozendaal(ラファエル・ローゼンダール)の紹介から始まり、自分の制作活動を通して、田中さんの考えかたやアプローチを紹介してくれました。後半は、ビデオゲーム「ブロック崩し」のアルゴリズムを書体設計した「Breakout」という書体の紹介から、「ネットメディアに適した書体をつくる」というワークショップをして、最後に数名の参加者のスケッチを発表。
僕は興味がある人の話は3回は聞くようにしています。だいたい3回目で、その人の話が理解できるようになります。今回も田中さんのお話を聞くのは3回目で、だいぶ分かるようになった気になりました。
今年のテーマは「体験とリフレーミング」。物事の見方を変えることを「リフレーム」といいます。この講座は、問題解決的なアプローチから、「体験」を通して潜在的な問題を掘り起すアプローチへ「リフレーミング」するための講義とワークショップです。講師は、僕とアートディレクター/ウェブデザイナーの田中良治さんを招き、「生活体験を考慮したリフレーミング」「インターネット体験を考慮したリフレーミング」を学び、新しい価値を提案する「体験とリフレーミング」のデザイン思考を学びます。
8月02日:生活体験を考慮したリフレーミング:山崎和彦
8月09日:インターネット体験を考慮したリフレーミング:田中良治
8月12日:最終発表と今後の展開